【ポイント】事業再構築補助金への申請スタンス

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

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このページは事業再構築補助金に係わる情報発信をしています。

以下のページにこれまでの情報発信をまとめていますのでご活用ください。

https://www.cyphsjp.com/money/jigyou-saikouchiku/wakaru/

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事業再構築補助金が盛り上がってきています。

 

今週もチャレンジするという若手社長のお話を複数確認しております。

虎視眈々と新しい経済秩序の創造に向けて、大人しかった2代目が動き出しています。

 

頑張ってほしいですね。

 

これまでの補助金の特徴

10年以上前の補助金は、技術課題の解決が中心でした。

地道な研究室的な取り組みが多く、補助事業の大半においてそれが収益につながってきませんでした。

もちろん基礎的な技術の向上が中長期的な売上や利益につながることを踏まえると必要なものといえますが。

しかし、補助金の成果を後追いをすると、現実的には売れない製品や技術が多く、費用対効果から税金の無駄遣いといわれるようになってしまいました。


その後、ものづくり補助金ができてから、即効果が出やすい設備投資に補助金をシフトしていくようになります。


また、小規模企業向けの持続化補助金においても、短期の営業改善を促していることから成果の短期化が求められるようになりました。

 

それらの取り組みは効果は相当ありますが、現在の問題の改善にシフトしており、政府が求める生産性の向上や真に強い企業の創出につながらないという問題がありました。

補助金が下支えに留まってしまっているということも問題といえます。


事業再構築補助金への申請姿勢

そこで事業再構築補助金の出番となるわけです。この補助金は、企業の存続を新事業や業態転換に求める訳ですから、単なる投資ではなく成果につながる投資かどうかを判断することになります。

 

従って審査において評価されるポイントが違うと考えられます。

 

ある種ベンチャー企業が投資ファンドに事業説明を行うようなものと考えても良いかもしれません。

そのため3年〜5年後に自社がどのように「成長」するかを明確に示すことが求められます。

そして投資するものが、その成長につながるものかを具体的に示すことです。

なんとなくシステムを導入して、店舗のレイアウトを変えて、何となく通販用の倉庫を作ってみたら何かが変わるかも知らないというような計画書にならないように注意して記入してください。

 

採択できるよう祈念しております。