【解説】事業再構築補助金の採択後の運営管理を考える

こんにちは中小企業診断士、ストーリーコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

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このページは事業再構築補助金に係わる情報発信をしています。

以下のページにこれまでの情報発信をまとめていますのでご活用ください。

https://www.cyphsjp.com/money/jigyou-saikouchiku/wakaru/

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事業再構築補助金の第1回目の公募締切が4月30日となっており、審査が開始されます。

 

4月23日より東京都、大阪府、兵庫県等に緊急事態宣言が発令されれば経済の動きが鈍る可能性があります。
審査の面からは、今回の申請においては緊急性に対する評価が重視されるでしょうから、思ったよりも採択のハードルが下がるかもしれませんね。

そういった中で採択に一定の変化が生じると思われます。

 

また実施面からみると、補助事業の実施体制が弱いのに補助事業を申し込んだ企業様にとっては、各業界で手待ちや停滞が発生することで、補助事業に取り組むマンパワー的な余裕が生まれるかもしれません(経営的には厳しいですが)。

 

皆様4月30日の申請を目指していらっしゃいますが、企業様のうちどの位が採択後の事業実施についてしっかりと考えて申請しているかは疑問に思います。

 

まず前提として採択されたらお金がもらえる訳ではないことを認識する必要があります。

補助事業は後払いですし、補助事業はルールに基づき実施されること、期限までに完了させることが求められます。

その点が抜けていないかが心配です。


例えば代筆してもらった場合、事業終了後までコンサルタントが面倒を見てくれるのでしょうか。何も支援の裏付けがないのであれば補助事業がただのギャンブルと化してしまいます。代筆していただける人気のコンサルタントと実務をこなせるコンサルタントが一致市内ケースもあります。本当に動かせるのかが問題となります。

採択された場合、事業を遂行するために設備投資を行うことになります。

そのためには様々な企業との打ち合わせ、調整、契約、導入作業から新たな取り組みのための人材育成と業務フローの検討、決定が必要となります。
加えて、取り組みに許認可が必要であればその申し込み手続きの実施。規格の認証が必要であれば規格申請の実施等進めていかなければ事業を完了することができません。
システムにしろ製造設備にしろテスト運用から微修正、本格稼働まで繰り返し調整が求められます。

 

ここまでは事業活動の準備の話です。

その後は営業活動い新たな事業を売上・利益に結びつけていく必要があります。

これだけ長く、負担が重い取り組みを行うわけですから、申請される方はそれを前提とした準備をしておかなければなりません。

 

それができていますか?しかも、コロナの難しい経営・運営環境において。

 

申請に当たってはその覚悟が求められます。