【解説】事業再構築補助金で見落としがちなポイント

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

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このページは事業再構築補助金に係わる情報発信をしています。

以下のページにこれまでの情報発信をまとめていますのでご活用ください。

https://www.cyphsjp.com/money/jigyou-saikouchiku/wakaru/

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事業再構築補助金の第1回目の採択結果がでましたね。
実質的に3割を切る倍率でした。
金融機関からの支援で専門家派遣を受けたにもかかわらず落ちたという企業様も多く、
私のかつての支援先のいくつかは不採択になりましたが、もう既に事業を開始してしまっているケースもあるようです。

前倒しで借入しましたが、償還財源として期待した補助金が見込めず辛い思いをされているようです。

再度のチャレンジが可能なため再修正のうえ申請いただければと考えております。

事業計画の修正をされる方に最終チェックとして以下を提示させていただきます。

①お客様(市場)は明確で、具体的に金額に積算できますか?
→今回落ちた計画の多くはこれに当たるのではないでしょうか
誰に、何を、どのように、いつまでにを示しますが、誰にがない計画は絵に描いた餅といえます。
例えば高齢者が増え続けている。その1%が使えば売上が相当確保できるなどです。
これは中小企業で考える市場の捉え方ではありません。

②付加価値の内、減価償却費だけで付加価値が上がっていませんか?
→減価償却費が増えても売上が上がらなければ、他の必要経費で営業利益を確保してると捉えられます。
殺伐投資をするのであれば売上につなげることがマストといえます。

③ページ数をオーバーしていませんか?
→事業計画書は審査員が大量に捌きます。一人当たり読める数には限りがあります。15分で理解できる内容にする必要があります。
今回ページ数の指定があるのを無視していませんか?
補助金交付額が1500万円未満は10ページ以内で作成すること必要があります。つまり2250万以上の計画でないと10ページ以上書くことは減点要素になります。

④他との違いが分かりますか?
→コンサルタントなどが持つ雛形で作成されている場合で、誰しもが進みたい分野だとすると、同じような内容に見えてしまうことがあります。
雛形に箇条書きで簡潔に書いてある場合、審査員が似たような計画だなと感じてしまう可能性があります。

⑤ビジョンや会社として進むべき取り組みと伝わりますか?
→融資の事業計画とは違います。補助金申請は、何故自社がやるべきなのかは伝えなければなりません。
それを1番具体的に示すものがビジョンだといえます。
ビジョンをあるべき姿、在りたい姿とし、そこに至るためのギャップを埋めるのが補助事業ということがいえます。
これ無くして、誰が貴社に金を出すでしょうか。

以上はこれまで補助金の助言になってきた経験と今回の補助金の特徴からみえてきた事項をまとめたものです。

絶対ではありませんし、これだけでないのですが、自社の計画が伝わるかを判断する上で使える視点といえますので、申請の際に検討いただけば幸いです。

頑張ってください!

私は3回目に向けて支援に取り組んでいます。