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【中小企業必見】コンサルタントとの付き合い方

こんにちは、中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

中小企業の支援の中でコンサルタントとの話がかみ合わないという不満のような話があります。

せっかく身銭を切って支援依頼をしているのにも関わらず、うまくいかないのでは企業さんにとって不幸といえます。今回は企業さん自身がコンサルタントと上手にやっていく(使いこなすための)簡単なコツをお伝えします。

 

社長が気にしておくべきこと

つまずくパターンはファーストコンタクトです。社長の要望を伝え、方針を決めると各種、現状分析を行います。

その中で、社内のアンケート調査やヒアリングなどを多くの社員に確認することがあります。

その後、社外環境、社内環境の定量・生成的な分析と併せてヒアリングの結果が発表されますが、頓珍漢な答えや納得できない答え、ほぼ一般論という結果になってしまうことがあります。

 

そのため、社長はコンサルタントが言葉の定義をしたうえで各種作業を進めているかを注意深く確認してください。

例えば、製品という聴き方をした場合、製造業では部品や完成品となります。

また、製造分野でも保守や付帯分野を提供する企業では、「サービス=製品」になります。

コーディネートまで含めるのであれば、製品とサービスということになります。

 

つまり、会社によって言葉に対する認識が一致していないことがあります。

 

認識が違えば、回答の真意が伝わるわけがありませんし、分析内容がずれてしまうことすらあります。

 

ここを整理したうえでヒアリングできないコンサルタントとはお別れでもよいです。

※ただし、言葉に対する認識の違いを浮き彫りにして、コミュニケーションや組織変革につなげていく場合はこの限りではありません。

 

では、具体的にはどのようにコンサルタントに伝えたほうが良いのでしょうか。

以下に示します。

 

 

 

1.言葉の定義を揃える

上記で述べたように、製品の定義は何ですか、精度の定義は何ですか、売上、利益、収益は何ですか。

といったような言葉の社としての認識を最初に伝えておくと、認識のズレが少なくなります。

ただし、これをやりすぎると理屈っぽく、遊びの感じで支援が進む可能性もありますので、言葉に遊びがあることを許容しつつ会話をするようにしてください。

(上記は、コンサルの仕事のような気がしますが)

 

 

2.%でしめす。

事業の説明ややりたいことを伝える際に、全て並列に聞こえてしまうことがあるため、優先順位等が明確に伝わるようにした方が良いです。

そこでよい説明方法としては、以下のような伝え方があると思っています。

 

<%で伝える>

例えば、やりたいことは社内の組織の活性化が30%、技術の承継が20%、新規営業開拓が50%などです。

上記を前提とすると、営業開拓を特に重視していることが明確になります。

また、組織の活性化と技術の承継がほぼ同じくらいの重さになっている。しかし、両テーマは関係性があるため、技術承継に取り組む中で活性化も図っていきたいのではないか、といったイメージが沸きます。

 

また、デザイナーに伝えるのであれば、あの製品は角が80%、丸が20%、この製品の部品のイメージは、ソリッドが40%、硬さが50%、柔らかさは10%というとかなりイメージがわきやすいですね。

エッジの効いた感じがします。

  

 

上記だけでも意識して伝えておくとコミュニケーションがスムーズになると思います。