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創業時の注意点(リース契約編②)

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

昨日発信した「リース契約の注意点」ですが、最もミスしがちな契約についてお伝えします。

 

それはホームページのリース契約です。

初期投資としてHPは必須の手段となっていますので何らかの形で業者に依頼することになります。

所有権移転外のリース契約を結んで初期負担を減らし、月間で定額均等支払い60か月(5年間)という支払い方法を選択される方は以下の点に気をつけてください。

 

<注意点>

・所有権移転外のため、あなたのHPといいつつも所有はしていません。

・SEO対策などに不満を持ったとしてもSEO対策がパッケージとなっていることが多く、基本的なキーワード設定、Blog機能の設置程度をするだけで、それ以上の対応は別途サービスとなることがあります。

・ブログ機能などを活用して自身で配信を頑張ったことで上位で検索されることになったとしても自社のコンテンツではなくなってしまう可能性があります。

・Wordpress等では、バージョンの更新などの対応外の場合があります。

・契約満了後に買い取るという話になっても相当な金額が発生します。

・リース契約なので途中解約ができません。解約=全額負担ということになります。

・HPの移転などが許されない可能性があります。

 

以上は契約時点で確認すれば分かることですが、お付き合いが長くなるので気持ちよく発注した方が良いと思いますので必ず確認してください。

また、創業当初の経営に悪い影響を与えることがありますのでご注意ください。

 

これらの契約は保険でいう約款に全て「本当に小さな文字で記載されている」ことが多いため、気が付かないことも多いです。

サービスを受けることはその約款の内容に対して伸るか反るかのため、サービスを受けるのであれば徹底的なサービスの説明を求めることが重要です。説明すべき点が説明されていなかった場合は、その事実に基づいて契約解除等の交渉をするケースもあります。

また、サービスの自動更新なども自動更新となっている場合は、期間満了前後の意思表明を書面などで伝えないと、勝手に自動更新されることがありますのでご注意ください。

こちらの自動更新トラブルについてはまた述べさせていただきます。

 

上手く事業が軌道に乗ることを祈っています。