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戦略提案の考え方について

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

いきなりですが、私は戦略コンサルタントでありません。

 

ただ、たまにですが戦略提案をする機会があります。

戦略策定はコンサルタントとしては非常にやりがいのある支援だといえます。会社の根幹について他人が提案する訳ですから全身全霊で検討し提案することになります。

しかし、重要なことは戦略を提案するという行為ではなく、提案後、企業に納得してもらい具体的な行動に移れるかだと認識しています。

 

そのため戦略を提案する際に重視していることがあります。

それは戦略の定義を明確にし、共有化できた上で提案のステップに進むことです。

理解と共有がないまま進むと戦略の真意を測りかねて、どう行動していいかがわからなくなります。

 

経営戦略の共有と理解が重要

経営戦略は、一般的に企業が競争し生存、成長していくための方策をまとめたものといえます。

学者によって違いがありますので、定義には幅があります(どの位置で自社を見るか、どの環境で考えるか等で違いがあります)。

 

私は会社が定めた、あるべき姿、ビジョンに到達するために(ギャップを埋めるために)会社として保有する経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を分配する行為としています。

つまり、経営資源が効果を発揮するよう分配し、目的に向けて統合化する過程と考えています。

 

従って、私が提案する戦略は経営資源の分配を進めていくものであるため、調査、ヒアリングについてもどのような経営資源があり、ビジョンの達成に向けてどう統合していくかに重きを置きます。

社長と定義を共有化できていると確認作業もスムーズですし、過大な期待もなく冷静に進めていけます。

 

悪い戦略は、戦略ができた時点で完結しているものと考えています。

「コト」を起こすことにつながらない戦略では意味がありません。素敵な「絵」は分かりましたが、その絵が壮大で夢を持てるもの、社長のモチベーションがあがるとしても、いざ始めると調整や段取り、社員への説明、納得も踏まえて進めていくと1か月も持たずに取り組みが停滞することがあります。

それが悪い戦略と考えています。つまり、様々取り組みを進めていたが、自社の経営資源で対応できない取り組みだったのです。

    

小規模企業ではどうするのか

企業様によっては経営資源の分配の要素が発生しないケースもあり、戦術的に対応した方が良い場合があります。

その場合は戦術が戦略に近い意味を持つことになります。

特に小規模の企業においてはこのパターンに当てはまります。

 

小規模企業様は小部隊で戦いを挑む訳なので、局所的な対応が主となります。もちろん、戦術であってもビジョンを叶えていく過程に変わりないため、部隊の資源をいかに有効活用していくかを企業様と共に作り上げていきます。

 

小規模企業様の場合は、経営資源を分配することができない為、ほとんどの戦術が1人何役で対応することになってしまいます。

だからこそ、外部の力を社内の経営資源として取り込む工夫と仕掛けが必要となります。

事業再構築補助金やものづくり補助金等の申請における悩み事としては、構想はあるが誰にやらせるかです。良いストーリーはあれど具体的に動かす人がいなければ、絵に描いた餅になりかねないからです。

ほとんどの取り組みにおいては、人材がいないため上手くいかないこともあります。

 

新しい取り組みを行う上で結局は人に頼らなければならないわけですから、それをどこに求めるかということになります。

内部に求めるのであれば、人材の確保、育成の実施が必要となります。

外部に求めるのであれば、信頼できる人材との連携、資金的なコスト負担が必要となります。

 

現状では、内部での人材確保は厳しいといえます。

 

だからこそ我々のような人材を活用して成長につなげていただくことも一つの道として認識していただけると幸いです。