連絡につながるQ&Aの作成

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

HPを作成している企業さんが、自社の理解や技術の理解を促進するためにQ&Aや取り組みの特徴について丁寧に書いていることがあります。

HPについて相談を受けている際にお客様のページを拝見しますが、お客様を呼び込むための工夫(Q&A)が惜しい結果につながってしまっているケースがあります。

 

一般的に分析手法としてアナリティクスでQ&Aのページの滞在時間を確認して何故反応が悪いのかという仮説立てをします。

しかし、中小企業さんのページですと、そもそものページ数も多くなかったり構成もシンプルなため、アナリティクスで分析しても欲しい情報が得られないことがあります。

※もちろんページの滞在時間が伸びているかなどを判断するためには、確認ツールとして重要ですよ。

 

<仮説>

Q&Aページの滞在時間が長く丁寧に見ていると思われる場合で、問い合わせに繋がらないケースは、お客様とのミスマッチがあり連絡に至らないということが考えられます。

     

「誰に、何を、どのように提供できるか」を前提としつつ、「自社のウリ」について上手に伝えることがお客様からの問い合わせにおいて重要だと考えています。

 

コンサルタントの多くは会社の特徴や技術をきっちりと切り分けるようにします。

そのためイメージがきっちりとしますが、「それだけなの?」ということになります。

つまり切り分けられるということは、御社の特徴が一般的な視点に落とし込まれるわけで、お客さんが欲しい情報とはいえない可能性があります。

 

興味をもってもらったことで余計な相談が来てしまうことがありますが、相談や確認のメールや電話が来ることは、お客様のニーズを知る絶好な機会の訳ですから、門戸を狭めるのは勿体ないと思いませんか?

 

製造業にせよ、システム構築にせよ、飲食店にせよ、ある程度のメニュー(できること)を示すことになりすが、エクストラにつながる「その他」を入れ込んでみてください。

 

・提案の事例(コト的に示す、逆提案もできる等)

・問題解決した事例

・対応における明確なステップ(複雑に示さない)

・興味のある分野(自社の今後の戦略や開発技術、具体的な進出分野である必要はありません)

 

以上の中では、個人的には興味のある分野を示すべきだと思っています。

 

興味のある分野としては、以下のような切り口で示してみてください

〇〇の分野に対して、〇〇のサービスに対して

・物理的に何を、どのように提供していきたい

・情緒的・サービス的に何を、どのように提供していきたい

・このような対応をするために社内的に〇〇の準備や取り組みを行っている

 

お客さんから「これってできるの?」「連携しませんか?」など、つながることがあります。