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【解説】企業のポートフォリオを作ってみる

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

中小企業者様がお客様に自社の説明する際に「ポートフォリオの作成」をお勧めしています。

通常ですとSWOTや3C等の分析から入って、営業ツールとして何ができるかを製品や機械軸で抽出し、リーフレットやカタログ等にまとめています。

これですと万人に伝わる内容となりますが誰に伝えたいのかぼやけてしまうため、提案先に刺さらないことがあります。だから商談の際に追加の資料が出てくる訳です。

ただ商談に行き着く前に伝わり興味を持ってもらえなければ機会がないということになりすので、お客様とセッション時点で有効な情報を提供できることが重要です。

 

中小企業では大手のような準備が難しいためチラシやカタログで説明していくのではなく、ポートフォリオにて説明することをお勧めします。

ポートフォリオは、就職や転職の際にこれまでの仕事や学んできたことを伝えるために作られることが多いです。

また、デザイナーなどが自身の作品をアピール際にも多用されます。

 

中小企業としてのポートフォリオは、基本的な情報とターゲットに向けた解説の2段階で分けて示しましょう。

基本的な情報としては会社の情報等ですが、中小企業ではこちらの情報ばかりを説明してしまい、提案先が聞きたいことまで時間がかかることで取引の機会を失うケースも多々あるため基本情報は限りなく簡素に仕立て上げる必要があります。

重要なのはターゲットに向けた解説のほうです。

 

しかし、例えばAという技術について個別ターゲットによって見せ方を変えていく場合、中小企業によっては対応が難しいといえます。

 

そこでお客様との初期の接触においては各業界の課題解決につなげた自社のAという技術が性能、機能、用途、展開性、導入性、安全等の軸で明確に明確に示すことが刺さりやすいと考えられます。

 

また、意味のない情報が入っていたり、長文であったり、強みの押し売りだったりするものが中小企業様の提案書に多いと思いますので、小学生でも理解でき、視覚的にも伝わるものにしなければなりません。

 

そのためには、技術や製品を個人を売り込むと同じくらい詳細で、イメージしやすい内容に作りこむ必要があります。

Googleで、ポートフォリオと画像検索してみてください。

イメージがわくと思いますので、参考にしてください。